結束バンドの利用方法

結束バンドの活躍の場が広がっている

結束バンドは、いまやいろいろな用途に使用されるようになり、100円ショップでも大量に購入することが可能です。

棒状のものを建物などに固定するための役割はもちろん、何かを吊り下げるための補助になる輪っかをつくったり、保健所に保護された犬猫の首輪の代わりになったり、産まれたばかりの赤ん坊の足に識別票を付けるのにも使われています。便利なものには、メリットがある反面、必ずデメリットもあります。結束バンドは、クルリと曲がりやすい素材でできている割に、普通の人の手の力では引きちぎることが不可能になっています。

しかし、海の家ののぼり旗を固定するために使っている場合は、塩分を含んだ海風や波しぶきにずっとさらされているため、塩化物イオンに侵食されてそのうちちぎれてしまいます。特に、沿岸部の電柱のケーブルは注意が必要で、電柱のケーブルも大きな結束バンドで巻かれてまとめられていますが、沿岸部の電柱は塩害の被害をうけやすくなっています。

もし、結束バンドが塩化物イオンに侵食されてちぎれてしまったら、たくさんのケーブルがダラリと垂れ下がってしまい、その重さに耐えられず漏電やショートを起こす原因になってしまい、最悪の場合は電気の供給がストップしてしまいます。塩害被害などのないところで使用する際は、100円ショップに売っている結束バンドでよいかもしれませんが、海岸近くや降雪地帯で使用する場合は、耐候性や塩分に強い素材のものを使用する必要があります。降雪地帯では、融雪剤に塩化カルシウムが含まれているために、塩害対策が必要になります。

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