結束バンドは、複数のケーブルを束ねてまとめる配線材料で、約60年前に開発されたものです。
国際的には配線材料で登録商標を取得している製品です。日本では、同じく配線資材で登録商標された製品が約40年前から利用されるようになったということです。樹脂の柔軟性を生かした配線作業に用いる資材で古くから親しまれてきました。日本では、もともと強い紐を束ねていて、荷崩れしないような独特の結び方あったようです。
アメリカは、合理的な国ですからその束を、簡単にまとめることが出来ないかと紐の代わりとなる、プラスティック製の丸めて締め付ける機能を持った製品を生み出したのです。結束バンドが有名になったのは、手軽に100均の店で様々なバリエーションの結束を目的で販売されるようになったからです。家庭でバラバラになったコードなどを束ねて整理できると、購入した人が増えたことで有名になったのです。もちろん、結束バンドは通称になり、呼び名で正式に登録商標されているわけではありません。
多くの人が、家庭で便利に締め付ける機能を利用したいと考え人気になったものです。サイズも大きなものから小さなものまで用意されており、配線の道具から進化してモノを吊るすための引っ掛けなどにも使われています。離れてしまわないように、一時的にまとめておいたり保管しやすいようにしたりできるのです。素材によって耐熱性があったり、安価で生産でき引張り強度も高く、強い力がかかっても耐えられるような製品もあるのです。