ケーブルや電気コードを綺麗にまとめる配線ダクトは、購入する際には1、800mmなどいくつかの規格品から購入することが一般的です。
設置する箇所を事前に長さ計測を行って、少し余裕を持たせた長さを購入すると作業は効率よく行えます。室内環境を良くするために用いるものでもあり、せっかくケーブルを綺麗にまとめるには配線ダクトの取り付けは雑になっては意味がありません。購入可能な素材は金属と樹脂になりますが、どちらも軽量でコンパクト設計のものがあり、中に這わせるケーブルの太さや本数に適合する内径のものを探すことが前提です。
太さは丁度合っても、配線ダクトを設置する際には長さ合わせをする作業は欠かせません。販売されているダクトのままで全ての作業を綺麗にするには不可能です。設置する室内環境のに合わせてカット作業を行いながら設営するものなので、ノコギリやダクトカッターのどちらかは必需品と考えられます。大型の刃を持つ普通のカッターは樹脂製のダクトは十分に対応できるので、金属製をお求めの際には別途カッティング機器が必要です。
カットは1mm単位で自由自在に行うことができ、室内空間にピタリと合う長さ合わせは難しい作業ではありません。カット作業において注意したい内容はあり、カッティングする位置をマーキングしても、ノコギリやダクトカッターの刃の厚みも理解した上でカットしないと1mm単位で合わせることはできません。例えばノコギリの厚みが3mmという場合、マーキングの中央線でカットしてしまうと1.5mmの狂いが生じます。この場合はマーキングの外側でカットする方法で微調整を完璧に行えます。