結束バンドの利用方法

多様な商品が販売されている結束バンド

結束バンドというと、一昔前までは電気工事の際に配線を束ねるために用いられていたアイテムです。

ポリ塩化ビニール製で、バンドの裏側についている「トラッキング」という凹凸のおかげで1度締めると緩まないという特徴があります。この特徴が支持されるようになってから電気工事以外の現場でも使用されるようになって、今や一般家庭でも使われるようになりました。ホームセンターや100円ショップで購入できる結束バンドは、従来までの細いバンドタイプだけでなく多種多様な商品が販売されています。

電気コードを束ねる際、1度取り付けてから取り外せなくなるのは不便ということでマジックテープ式の商品があり、100円ショップで複数本入りで購入することが可能です。この商品だと電気コードだけでなく、バイクや自転車に乗る際にズボンの裾がタイヤに巻き込まれないように留めることもできます。医療現場でも結束バンドは使われていて、入院患者の手首に取り付けて病名や部屋番号・氏名を記入しています。

手術等で患者の取り違えミスが問題視されていた2000年以降に導入されており、このバンドに詳細情報を記入して医療現場のスタッフの情報共有に役立っているという訳です。退院時までずっと装着しておく必要があるので、患者の意思で取れないように結束バンドが採用されています。結束バンドは工業製品であったものでも便利な特徴から身近なアイテムへと変化を遂げたもので、使い方と工夫次第で今後ますます活躍してくれるものといえます。

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